喫煙の習慣がある女性は、決して少なくはありません。
かくいう私も、妊娠する前まではタバコを日常的に吸う習慣がありました。
しかし、喫煙は妊娠を妨げることもあるため、妊活中はやめたほうがいいとの声もあります。
タバコを吸うことによって、血管が収縮することはよく知られています。
これにより体の血流が悪くなり、妊娠しにくい身体にしてしまうことが、『タバコはよくない』とされる理由になっているのです。
でも、実は喫煙による弊害は、それだけじゃなかったんです。
タバコを吸うことによって、体内の葉酸の消費が早まり、結果として葉酸不足な体になってしまうこともあるというのです。
いったいこれはどのようなことなのか、わかりやすくまとめてみました。
現在妊活中で、タバコをやめたいけれどなかなか踏ん切りがつかないというかた、タバコが妊活にどのような影響があるのかを知りたいというかたも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
タバコを吸うと体内の葉酸が少なくなるって?
喫煙習慣のある方の血液を調べると、血液中の葉酸の量がたばこを吸わない人と比べて少ないことがわかっています。
これは、喫煙をしている妊婦を対象にした調査をもとにした研究結果です。
対象者が妊婦さんのため、胎児へ使われる葉酸も関係しているのかもしれませんが、それでも喫煙者と非喫煙者とでは葉酸値に差があるということは間違いないようです。
参考文献:Folate levels in pregnant women who smoke: an important gene/environment interaction.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12237638
この研究の中では、なぜタバコを吸う人の体内の葉酸値が少なくなってしまうのか、それによってどのような影響が出ると考えられるのかなどについてまでは言及されていません。
私が思うに、タバコを吸うことによって体内に入ってきた物質を処理する際に、大量の葉酸が消費されることが原因なのではないかと考えています。
もちろん、これはあくまでも私の推察にすぎません。
しかし、たばこに含まれているニコチンは、肝臓などで代謝されるのですが、その作業のためには葉酸やビタミンB6、ビタミンB12などが必要となります。
そう考えると、葉酸がたくさん使われてしまうということは十分に考えられるでしょう。
また、タバコを吸うと、一酸化炭素も体内に取り込んでしまいます。
どちらかといえば、タールやニコチンよりもこの一酸化炭素のほうが有害だといわれていますが、この一酸化炭素によって受けた体の影響を回復させるためにも多くの葉酸が消費されていると考えられるのです。
研究論文の中ではとくに明記はされていませんでしたが、こうして考えてみるとタバコを吸うことによって体内に入ってきた物質を代謝するために、普段よりも多くの葉酸が消費されていることは間違いないようです。
妊活中はタバコを避けたほうがいい理由をもう一度考えてみる
妊娠中には、胎児への影響もあるので、タバコは吸わないほうがよいというのは、多くの方が何となくでも理解していることだと思います。
しかし、妊活中となると、おなかに赤ちゃんがいるわけでもないし、誰かの命に直接影響があるものでもないため、よくないとはわかっていてもそこまで深刻に考えていない人もいるでしょう。
私自身も元喫煙者だったので、その気持ちはよくわかります。妊活中でも吸っていたので、だれかを批判する気持ちもありません。
ですが、改めて考えてみると、やっぱり妊活中はできることならタバコは避けたほうがいいのではないかと思います。
その理由は以下の通りです。
タバコを吸うと血流が悪くなる
体内の葉酸が多く使われ葉酸不足になりがち
体内の血流が悪くなったり葉酸が不足しがちだと、ホルモンバランスの乱れにもつながりやすいですし、卵巣機能にも影響を与えます。
また、子宮内膜の厚みなどにも影響が出るため、着床しにくい体になってしまうこともあるのです。
もしも、着床に至ったとしても、十分な血液(栄養や酸素)が届かず、受精卵の成長や発達に影響が出てしまうことだってありますよね。
化学流産などの原因のほとんどは、遺伝子の問題だといわれていますが、こうした可能性だって0とはいえないような気もしませんか?
そう考えると、喫煙することによって、日ごろの妊活の努力をなかったことにしてしまっている可能性もあるのではないでしょうか?
これは、女性自身が喫煙する場合もそうですが、受動喫煙の場合でも、ニコチンやタール、一酸化炭素などを吸いこんでしまうこともありますので、同様に注意が必要です。
神経質になりすぎるのもよくはありませんが、副流煙には主流煙以上にこれらの物質が含まれているといわれています。副流煙であっても、吸いこんでしまうことで血管が収縮してしまいますので、量や頻度は違っても影響としては同じになります。
パートナーが隣で喫煙している場合などは気を付けてもらったほうがよさそうですね。
男性だって喫煙による影響がある
そうそう。パートナーの喫煙についてなんですが、こちらも決して無視できないんですよ。
男性の喫煙であっても、同様に血流に影響があるほか、血流不足や葉酸不足によって、精子に影響が出てしまうとされているのです。
葉酸はDNAなどの組織を作り出すのに使われている栄養素です。タバコを吸うことによって、このDNAの情報に傷がついたり劣化してしまうこともあります。
また、単純に喫煙をすることで、精子の運動率や作り出される精子の数に影響を与えてしまうといった研究結果も出ているのです。
そのため、不妊治療の現場では、男性にも禁煙をするよう勧められることが多いのです。
参考文献:Mainstream Tobacco Smoke Causes Paternal Germ-Line DNA Mutation
http://cancerres.aacrjournals.org/content/67/11/5103
喫煙習慣がある妊活中の男女は葉酸をしっかり摂取して
このように、タバコを吸う習慣のある方は、男女問わず葉酸不足に落ちりがちです。
葉酸を補うことで喫煙による血流悪化や血管の収縮自体を防ぐことはできませんが、少なくとも大量に消費してしまった葉酸を補うことはできます。
もちろん、すぐにでもタバコを吸うのをやめることができれば、この問題は解決してしまうことではありますが、男性パートナーにも協力してもらうとなると、なかなか簡単にはいかないものがあるでしょう。
足りなくなってしまいがちな葉酸は、しっかりと食事やサプリメントなどで補い、しっかりと妊活のための体作りをしたいものですよね。
タバコを吸うことが多いパートナーにもおすすめです
パートナーと一緒に仲良く葉酸サプリを利用するのもいいですよね。
妊活中でぜひともパートナーに葉酸サプリを取ってほしいと思っている方でも、なかなか前向きに検討してもらえないことって意外と多いです。
でも、もしも彼が喫煙者だった場合はどうでしょうか?
今回のお話をそれとなく伝えることで、意外と「じゃぁ飲んでみようかな」と素直に葉酸サプリを飲んでくれるようになるかもしれません。
とはいえ、二人で一緒にサプリメントを続けるとなると、コストがなかなかつらいものがありますよね。
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