妊活と葉酸

葉酸サプリは受精卵の着床率アップにも効果的?もし飲むならどんなサプリがいい?

排卵もちゃんとしているようだし、タイミングだってばっちりなのに、それでも妊娠できないとなると、いったいどうすればいいのだろうと途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

健康的な女性であっても妊娠できないケースは決して珍しいことではなく、病気以外にもホルモンバランスの問題など、さまざまな要因が隠れていることもあります。

また、子宮内膜の厚みが少ないことなどの子宮ない環境の状態も、着床率低下と大きく関係があると考えられているのです。

妊娠時の胎児の発達のために妊活期からの摂取が推奨されている葉酸や葉酸サプリメントは、実はこうした受精卵の着床率アップの助けとしても効果的だと私は考えています。

なぜ、葉酸サプリメントが着床率アップの助けになると考えられるのでしょうか?

もしそれが本当なら、どんなサプリメントを選べばよいのかも気になるとことですよね。

今回は、着床率アップのための葉酸サプリの活用について、掘り下げて考えていきたいと思います。

 

着床に適した子宮内の環境とは?

まず、着床率を少しでもアップさせるためにできることといえば、子宮内の環境をより着床しやすい状態にしておくということが大切です。

妊娠するためには、タイミングももちろん大切ですが、それと同時に子宮内の環境も重要だということですね。

排卵日の予測もばっちりで実際には受精まで至っているのに、着床がうまくいかないために、妊娠に至ることができないということは可能性として十分あることだったりするんです。

また、着床しかけたのにもかかわらず、しっかりと子宮内膜に根付くことができず、生理が来てしまうことも珍しくはありません。(この段階で検査薬を使えば、いわゆる科学的流産という感じになります)

何とか受精までたどり着いたにもかかわらず着床に至らない理由は、受精卵側に問題がある場合もありますが、子宮内の環境が着床に適していないためにうまくいかない場合もあるのです。

では、どのような子宮環境が着床に適していて、どのような状態が着床の妨げとなるのでしょうか?

 

子宮環境が着床に適しているかどうかは子宮内膜の厚みで判断

一般的に子宮内膜は、生理後には1mm程度の厚さですが、時間をかけて少しずつ厚くなります。排卵が済んだころには、およそ10mm程度にまで厚くなります。子宮内膜の厚さには個人差がありますが大体これくらいだとされています。

理想的な子宮内膜の厚みは10~12mmですが、妊娠に必要な最低限の厚みは8mmくらいだとされています。

逆に、なかなか妊娠に至らない方の子宮内膜の厚みなどを調べたところ、6mmを下回る子宮内膜の厚みの場合の妊娠率は0という結果も出ているようです。

実際、体外受精の際、凍結胚移植の条件として子宮内膜の厚みが8mm以上ないと実施しないとしているクリニックもあるほどです。

 

下記は、22~45歳を対象(205症例の自然周期)とし、1人あたり4~6周期の着床期における、平均内膜厚を経腟超音波断層法で調べ、内膜厚ごとの妊娠率をみたデータです。

※図は「日産婦誌60巻 9 号:薄い子宮内膜の原因と対策」(KKR 札幌医療センター斗南病院生殖内分泌科 東口 篤司氏)PDF資料より引用

図表のEM厚というのが、子宮内膜の厚みを指しています。

また、図の中央にあるD&Cとは、「Dilation and Curettage」のことを意味していて、過去に子宮内膜の掻爬術を受けた既往があるかどうかを示しています。(内膜の薄さとの関係性を調べるための調査項目ですね)

この結果を見ると、必ずしも子宮内膜が厚ければ厚いほど妊娠しやすいというわけではないようですが、逆に極端に薄い場合には妊娠に至っていないというのが見て取れる結果になっているかと思います。

 

上記図が掲載されている資料では、下記のようにまとめられていたので、そのまま引用させていただきますね。

妊娠に必要な最低子宮内膜厚について1990年 Gonen は6mm を提示している.本研究でも6mm 未満の未治療群で妊娠している症例はなかった.頻度から正常内膜厚とは8mm 以上,妊娠率から薄い内膜とは6mm 未満とすべきではないかと思われた

 

受精卵にとって子宮内膜とは、いわばベッドのようなものです。このベッドの状態が着床には大切なんです。厚みがあってふかふかの子宮内膜の方が着床しやすくなります。

子宮内膜が薄いと着床しにくくなってしまう上に、着床できたとしても維持が難しく化学流産の可能性が高まってしまうこともあるのです。

必要以上に厚くしようとする必要はないかと思いますが、過去にクリニックなどで子宮内膜の薄さが指摘されたことがあるという方や、生理時の出血が極端に少ないという方、もしかしたら内膜が薄いのかなと不安に感じている方などは、こういう研究結果もあるということを頭に入れておくとよいかもしれませんね。

この研究結果を見ると、良い子宮環境というのは、単に内膜の厚みだけでなく、うまく血流が流れる状態であるなど、質的なものも大きく関係していると考えられるように思いますね。

 

 

こちらで紹介した資料は、子宮内膜が薄いとなぜ妊娠できないのかや、薄くなってしまう原因について研究・考察されたうえでまとめられた資料です。

ただし、この研究においては、6mm以下と極端に子宮内膜が薄い症例自体が、全体の割合から見ても少なかったため、必ずしも妊娠率に影響を与えているとは言い切れない(ほかの要因もある)ということ。

また研究症例外の6mm未満の方でも、治療なしで妊娠・出産へと至っている例も(中には薄いまま妊娠しているケースも5割)あることについても述べられています。

少し前まではネット上でも閲覧できたのですが、現在は削除されてしまっており、見ることができなくなってしまいました…。もしまた見かけたら、参照先をご紹介できたらと思います。

 

子宮内膜が薄くなってしまう原因は?

着床時期の子宮内膜の厚みは、個人差はあるものの大体平均10mm程度の厚みにはなっているとされています。

では、逆に8mmや6mmなど、薄い内膜の状態になってしまう原因には、いったいどのようなことが考えられるのでしょうか?

 

1.過去の子宮内膜掻爬術によるもの

先ほどの研究や調査の締めとして、子宮内膜が6mm以下と極端に薄かった症例においては、すべて過去に子宮内膜掻爬術を受けていたということがまとめられていました。

このことから、内膜が薄い原因の多くは、子宮内膜掻爬が関係していると結論付けています。子宮内膜掻爬の理由は、自然流産や人工中絶などさまざまな例が含まれているようです。

必ずしも掻把術を受けたからといって子宮内膜が薄くなるというわけではありませんが、少なくとも血流がうまく流れない状態になるなど影響が起きているケースは見られるとしています。

 

2.ホルモンバランスの乱れによるもの

子宮内膜は、卵胞の成長と一緒に徐々に厚くなり、排卵後に分泌される黄体ホルモンなどの影響を受けてさらに厚みを持っていくのが通常です。

しかし、こうしたホルモンがうまく分泌されなかったり、分泌するよう伝達が届かないと、うまく子宮内膜が成長できないため、薄いままになってしまうこともあります。

高温期の基礎体温が安定しにくい黄体機能不全タイプの方などは、子宮内膜に厚みを持たせる指令を出す黄体ホルモンがうまく分泌されない傾向にあるため、こうしたホルモンバランスの乱れも子宮内膜の厚みに大きく関係していると考えられます。

 

3.年齢的なもの

年齢を重ねると加齢によって、子宮自体の機能低下や代謝の低下などが起こり、結果として子宮内膜に十分な厚みが出ないケースもあるといいます。さらに、年齢が高くなると、血行が悪くなっていくことも、要因のひとつになっています。

また、子宮内膜が薄かったケースでは、血流量だけでなく血流の流れにくさや強い酸化ストレスなどもみられたとされています。年齢を重ねると、こうした酸化ストレスを抑えるための活性酸素も低下する傾向にあるので、重ねて影響を与えている可能性もあります。

 

4.子宮内への血流不足や血行不良によるもの

子宮内膜にしっかりと厚みを持たせるためには、子宮内へ酸素と血流を送ることが大切だと考えられています。

極端に体を締め付けたりする生活を送っていたり、冷えが強い場合などは、腰回りや子宮内へ十分な血流が送られていない可能性もあります。結果として、子宮内膜の成長に影響を与えてしまう可能性もあるのです。

 

子宮内膜を厚くするにはどうすればいいのか?

これまでの研究や文献などにおいては、子宮内膜を薄くしてしまうような病気や病態などは報告されておらず、医師など専門家の間でも「はっきりとした原因は不明」とされてきました。

中には、原因がはっきりしないために、予防や治療といった対処をしていないといったクリニックもあるようです。

不妊治療の場などにおいて唯一行われている治療といえば、薬などを使って子宮内の血流を増やすことで、子宮内膜が厚くなるよう促すことが一般的なのだとか。

 

しかし、冒頭で資料としてあげた「薄い子宮内膜の原因と対策」の研究調査の結果。薄い内膜には、血流量の不足だけでなく、血行の悪さや強い酸化ストレスなどがみられたとのことです。

この結果を基に現在では、抗酸化力のあるビタミンEやビタミンC、血流を良くするペントキシフィリン(pentoxifylline)といった薬品を長期にわたって投薬するといった治療をすることで子宮内の環境を改善して厚みを持たせ、妊娠率を高めるといった治療法も広く用いられるようになっています。

 

葉酸サプリメントを摂取するとどんな変化があるの?

さて、だいぶ前置きが長くなってしまいました。

こうしたことなどから、葉酸サプリメントなどを妊活中から摂取することは、子宮内膜を着床しやすい状態にしてくれるのではないかと私は考えています。

そもそも、妊活期に葉酸サプリメントを摂取するのは、妊娠しやすくしてくれるためではなくあくまでも妊娠した際の赤ちゃんの成長と先天性障害のリスクを抑えるのが目的です。

でも、せっかくなので、サブ的に得られる効果についても知って、その効果にあやかることも大切だと思うんです。

では、妊活中に葉酸サプリメントを摂取すると、どんな嬉しい変化があるのでしょうか?

 

葉酸には血液の量をアップしてくれる

葉酸は造血作用があることから「造血ビタミン」とも呼ばれているビタミンの1種になります。ビタミンB12と合わせて摂取することで、不足しがちな血液の量をしっかりと作り出してくれるのです。

 

血流を良くして子宮内膜の成長の助けに

葉酸には、どろどろの血液をサラサラにして、血行を良くしてくれる働きがあることも知られています。

血液をドロドロにしてしまう要因のホモシステインを、ホモシステイン値を下げてくれるアミノ酸に変換して、血流をスムーズにしてくれるのです。

 

血行促進はホルモンバランスを整えることにもつながる

血液のめぐりが良くなれば、脳内の血流が良くなり、脳からだされるホルモン分泌の指令もスムーズに届くようになります。

また、脳内の血行を良くすると、ホルモンバランスを乱してしまうストレスなども緩和してくれる効果があるので、結果としてホルモンバランスを整えていくことにもつながるんですね。

 

 

妊活期にしっかりと葉酸を摂取すると子宮内の代謝や血行が促進され、子宮の活動が活発になることで子宮内膜をふかふかに厚くしたり、子宮内膜を強化する効果が得られます。また、血流を良くすれば、着床した後も受精卵に栄養や酸素をしっかり届けることができますよね。

子宮内膜が薄く妊娠に至らなかった方のケースでは、血液の量と血行の悪さ、酸化ストレスなどが問題視されていました。葉酸をしっかりとることで、少しでも血流を良くして血液量もアップさせる効果が期待できるのではないかと私は思うのです。

葉酸サプリを摂取する目的はあくまでも赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスク低減ですが、こうした働きがあると知っているとより積極的に取り入れたいと思うのではないでしょうか?

 

妊娠を望むなら自分に合った葉酸サプリメントをしっかり選ぼう

厚生労働省は女性に対して、妊活中から葉酸をいつもの食事からの摂取に加えて、葉酸サプリなどの栄養補助食品からも摂取することを推奨しています。それは、妊娠してからの胎児の成長や神経管閉鎖障害などの先天性リスクを軽減するためです。

だからといって、「葉酸サプリメントなら何でもいいか」というのは、ちょっともったいない気がしませんか?

せっかく妊活期に葉酸サプリメントを摂取するのであれば、ちゃんと自分に合っているかどうかを判断して選ぶことが大切です。

毎月排卵日とのタイミングはあっているのに、なかなか着床せずに悩んでいるという方は、少しでも子宮内膜に厚みを持たせたり、内膜の状態を着床しやすいものにしてくれるような栄養素がプラスされているサプリを選ぶとよいでしょう。

 

おすすめは以下の栄養素がプラスされているような葉酸サプリメントです。

  • ビタミンB12-葉酸と合わせて血液をつくる
  • ビタミンC-抗酸化力を高めてくれる
  • ビタミンE-血行をスムーズにする、抗酸化力アップ
  • アルギニン酸(アミノ酸の一種)-コラーゲンの生成を助け内膜の増殖につなげる

 

ポイントは、抗酸化力と血行促進、それから子宮内膜の生成を助ける栄養素を含むサプリを選ぶということですね。

各種ビタミンなどは、日々の食事でも十分に補うことができますが、アルギニン酸などは体の中で代謝しやすい性質がありますので、できるだけ常に取り入れるようにしておくためにも、サプリメントなどを活用したほうが良いと不妊治療の専門家も話しています。

それぞれの栄養素が単体で配合されている葉酸サプリメントでも、もちろんOKです。他には、抗酸化力の高いザクロやルイボスなどが含まれているサプリもいいですね。

アルギニン酸は、魚や肉、ナッツ類、大豆などに含まれていますが、マカにはたくさんのアルギニン酸が含まれているのでおすすめです♪

 

まとめ

少しでも着床率をアップさせるためには

  • 子宮内膜に厚みを持たせる
  • 内膜の血流アップや抗酸化力アップを心がける

この2つがとても大切になってきます。

葉酸には造血と血流促進の働きもあるため、子宮内環境の改善においても大切な栄養素だといえるでしょう。

さらに、抗酸化力の高いビタミンCやビタミンE、内膜の成長を助けるアルギニン酸が合わせて摂取できるような葉酸サプリメントを選ぶことで、内膜の質を高めてくれる効果もアップ♪

妊活期に葉酸サプリを選ぶなら、こうした悩みに合わせたものを選ぶようにすることをおすすめします。

 

  • この記事を書いた人
グミちゃん

グミちゃん

プロフィール詳細 2013年1年間の妊活期間(通院も含む)を経て自然妊娠→娘を出産。 現在、38歳にて二人目妊活に奮闘中。2017年10月無事二人目妊娠確定しました。 このサイトでは、娘を妊娠するまでに学んだことや感じた事、妊活に必要な情報などをまとめています。  

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