妊活と葉酸

妊活中は必須のモノグルタミン酸型の葉酸っていったい何?安全性や特徴は?

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妊活中、葉酸サプリメントの購入を検討され、さまざまな商品を比較したり、販売ページをチェックしているという方も多いかと思います。

そんなときあちらこちらで「モノグルタミン酸型葉酸」といった言葉を目にすることも多いのではないでしょうか?

実は、このモノグルタミン酸型葉酸、妊婦さん以上に妊活中の女性にとっては重要な葉酸の種類だったりもするのです。

では、モノグルタミン酸とはいったい何なのでしょうか?普通の葉酸となにが違うのかも気になりますよね。

そこで今回は、意外と知られていないモノグルタミン酸型葉酸の安全性や特徴についてお伝えしたいと思います。

 

厚生労働省では妊活期にモノグルタミン酸型葉酸を推奨

葉酸は妊婦さんはもちろん、特に妊娠を希望している女性や現在妊活中の女性にとっても、非常に大切な栄養素です。

厚生労働省では妊活中の女性に対し、「食事から240㎍+モノグルタミン酸型葉酸を400㎍」と、2つの種類の葉酸の両方を摂取することを推奨しています。

 

実際、厚生労働省が公表している、「葉酸の食事摂取基準」には以下のように書かれています。

 

 

上記をそのまま引用すると

妊娠を計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、神経管閉鎖障害のリスクの低減のために、付加的に400㎍/日のプテロイルモノグルタミン酸の摂取が望まれる。

とあります。

多くの人には「プテロイルモノグルタミン酸」といってもうまく伝わらないため、「サプリメントによる葉酸」や「栄養補助食品」と説明しているサイトや資料などもあるでしょう。

しかし、実際にはこのように、厚生労働省にてまとめた資料の中でもはっきりと「妊娠を計画している女性は、プテロイルモノグルタミン酸の摂取が望まれる」と明記されているのです。

 

ここで出てくる「プテロイルモノグルタミン酸」とは、多くの葉酸サプリの販売サイトで目にする「モノグルタミン酸型葉酸」と同じものです。

食事とは別に付加的に摂取と厚生労働省でも言っているとおり、このモノグルタミン酸型葉酸は食事による葉酸とは異なる特徴があるものになります。

安全性も含めて、もう少し詳しく説明しますね。

 

モノグルタミン酸型葉酸っていったい何?安全なものなの?

モノグルタミン酸型葉酸とは、葉酸の種類のうちの一つです。

通常葉酸というと、食品から摂取できるものをイメージされるかと思いますが、モノグルタミン酸型葉酸は、その食品に含まれる葉酸からグルタミン酸が分離された分子構造をしているのが特徴です。

サプリメントなどに使われている葉酸の多くは、あらかじめこの構造になるよう原料に石油などを使い合成加工してつくられることなどから、「合成葉酸」ともよばれています。

合成葉酸と聞くとなんだか体に悪そうなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実際は食事性の葉酸も体内に入り小腸で吸収される頃にはこの「モノグルタミン酸型葉酸」と同じ分子構造になりますし、それと違いは全くないものになります。

複雑に組み合わさった食事性の葉酸をシンプルな構造になるよう化学的に合成して作ったものが、サプリメントなどに使われているといったイメージですね。

化学的に合成といっても、ビタミンCなどの栄養素や一般的に処方されているお薬なども同じ作り方をしているので、決して怪しいものではありません。ちゃんとした工場で製造されているものなのであれば、安全性だって十分に高いといえるでしょう。

 

モノグルタミン酸型葉酸の大きな特徴は、吸収率の高さや体内での利用率の高さです。

食品からとれる葉酸の利用率が50%なのに対し、モノグルタミン酸型葉酸は、摂取したうちの85%が体内で利用されるとされています。

体内利用率が高く安定しているため、厚生労働省では妊活中の葉酸摂取は食事だけではなくモノグルタミン酸型の葉酸を合わせてとることを推奨しているというわけですね。

食事由来の葉酸とは異なり、1日に必要となる量を計算して摂ることができて安心という面もあります。

 

まだ妊娠したかどうかはっきりしない「妊娠超初期」の段階でも、すでに胎児の細胞分裂は盛んにおこなわれています。こうした細胞分裂をはじめ、胎児の発達には葉酸の摂取は欠かすことができません。

この時期の葉酸不足などが原因で先天性の障害が発生するケースがあることがわかり、厚生労働省では食事からだけではなくより確実に葉酸の摂取ができる栄養補助食品によるモノグルタミン酸型葉酸の摂取を推奨しています。

一般的に妊娠に気が付くころには妊娠超初期の時期を過ぎてしまっていることもあるので、妊娠を望む女性であれば妊活期からの摂取が望ましいと厚生労働省では考えているのですね。

 

サプリメントに使われている葉酸すべてがモノグルタミン酸型とは限らない

厚生労働省はサプリメントなどの栄養補助食品からモノグルタミン酸型の葉酸を摂取するようにすすめていますが、サプリメントに使われている葉酸すべてがモノグルタミン酸型とは限らないためサプリメント選びには注意が必要です。

葉酸のサプリメントには、モノグルタミン酸型葉酸ではなく、食品由来の天然葉酸を使ったものもあるんです。

見分け方は意外と簡単ですので、購入の前にパッケージ裏か販売サイトの表記を確認しましょう。

 

販売サイトやパッケージの表記を確認する

まずはサプリメントのパッケージ自体や販売サイトをすみずみまで見てみましょう。

以下のような商品は、モノグルタミン酸型葉酸ではなく食品由来の葉酸を使用している可能性があります。

  • 合成葉酸不使用などといった表記
  • 天然葉酸
  • 完全無添加
  • 添加物は一切使用していません
  • オーガニック葉酸

このように、パッケージや販売サイトなどで書かれているものの中には、食品由来の葉酸が使われているものがあります。

ただし、中にはオーガニックや天然葉酸をアピールしていても、実際に使われている葉酸はモノグルタミン酸型であるケースも少なくありません。

しっかりと見極めるためには、販売ページやパッケージだけでなく、やはり成分表や原材料名をチェックすることが大切です。

 

パッケージ裏や販売サイトの成分表示をチェックする

より確実にモノグルタミン酸型葉酸が使われているかどうかを判断するには、栄養成分表記や原材料名の項目をチェックするのがおすすめです。

栄養成分表記や原材料名などは、商品パッケージの裏側や販売ページの下部(もしくは販売メーカーのサイトの別ページなど)に書かれているかと思います。

この場合「葉酸」または「酵母葉酸」などと書かれているものが「モノグルタミン酸型葉酸」で、野菜や果物などの名前しか表記がなく、さらに「葉酸」などの記載も原材料名に全くないような商品は、天然葉酸が配合されている商品である場合が多いです。

 

例えばこちらは、葉酸サプリマカナの商品パッケージ裏ですが、こちらにはちゃんと「葉酸」と表記されているため、使用しているのは「モノグルタミン酸型葉酸」であることが判断できます。

 

同じくマカナのマカナの販売サイトでも、以下のように「葉酸」の表記がありますね。

 

このように、ちゃんと「葉酸」と表記がある商品は、モノグルタミン酸型葉酸だと考えてOKです。販売サイトなどでもちゃんと記載してくれるサイトなどは、信用性も高く安心ですね。

 

中には天然をうたっていてもモノグルタミン酸型葉酸だったりする場合もあります

消費者の「安全そう」「体によさそう」といった心理を巧みに利用して、天然葉酸であることや添加物を使用していないことをアピールしている商品もあります。

でもパッケージ裏の原材料を見ると「葉酸」と書かれているなど、実際はモノグルタミン酸型葉酸を使用しているといった場合もあります。

もちろん、妊活中であればモノグルタミン酸型葉酸をとるのが正解なので、そうした商品を選ぶのも決して悪くはありません。

でも…なんだか騙されたような感じがしてあまり気分は良くないので、私はあまりおすすめはしていませんね。

また、国民生活センターが2010年に調べた葉酸サプリメントに関する調査では、食品由来の天然葉酸であるとしている商品でかつ原材料にも「葉酸」の表記がない商品を検査してみたところ、実際は食品由来の葉酸(ポリグルタミン酸型)ではなく、ほかの加工サプリメントと同様のモノグルタミン酸型葉酸を使用していたケースもあったそうです。

【独立行政法人国民生活センター報道資料】胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品

 

こうしたケースはまれなのかもしれませんが、堂々と「モノグルタミン酸型葉酸を使用しています」と胸を張って販売している商品のほうが、信頼性も高く個人的には安心して利用できるのにな…と思っていたりもします。※あくまでも個人的な意見です^^

 

妊活中は葉酸サプリメント選びがとっても重要に

 

妊娠がわかるか微妙な妊娠超初期から妊娠初期までは、胎児の細胞分裂がさかんに行われる時期であり、葉酸の摂取が欠かせません。

厚生労働省ではこの期間の葉酸は、食事だけではなくサプリメントなどによる葉酸の摂取を合わせてすることを推奨しています。

サプリメントといっても、どのようなものでもOKというわけではありません。

この時期は、胎児の成長や神経管閉鎖障害などの先天性リスクを軽減するためにもよりしっかりと葉酸の摂取ができる「モノグルタミン酸型」の葉酸が配合された葉酸サプリメントを選ぶことがとても重要になってくるのです。

葉酸サプリメントには、モノグルタミン酸型葉酸を使ったものもあれば、そうでない天然葉酸のサプリメントなどもあります。

天然葉酸や食品由来のオーガニックな葉酸と聞くと、耳障りもよく安全そうにも見えますが、天然や食品由来の葉酸では体内での利用率も低く思っているほどしっかりとは葉酸が取れないといった問題点もあります。

妊活期に利用する葉酸サプリメントとしては、こうした天然葉酸のサプリは、胎児の発達のことを思うとやっぱり不向きです。

妊娠を希望するのであれば、妊活中から妊娠4ヶ月くらいまでの間は、モノグルタミン酸型の葉酸が取れるサプリメントを選んで利用することがとても重要なのです。

 

まとめ

葉酸にはいくつか種類がありますが、厚生労働省が指定しているのは利用率が高く安定して葉酸の摂取ができる合成型のモノグルタミン酸型という葉酸です。

「天然」や「オーガニック」など体によさそうなサプリメントを使いたいと思う気持ちは自然なことですが、胎児の先天性障害のリスクを低減させるためにも、妊活中から妊娠4カ月くらいまでの間は、モノグルタミン酸型の葉酸を使ったサプリメントを選んで利用することが大切です。

モノグルタミン酸型葉酸は、合成葉酸といえども決して体や妊娠において悪影響を与えたりするような危険ものではありません。

しっかりと販売ページやパッケージ、原材料名などをチェックして、モノグルタミン酸型の葉酸が配合されているかどうかをチェックして選ぶようにしましょう。

  • この記事を書いた人
グミちゃん

グミちゃん

プロフィール詳細 2013年1年間の妊活期間(通院も含む)を経て自然妊娠→娘を出産。 現在、38歳にて二人目妊活に奮闘中。2017年10月無事二人目妊娠確定しました。 このサイトでは、娘を妊娠するまでに学んだことや感じた事、妊活に必要な情報などをまとめています。  

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