妊活や不妊治療

黄体機能不全でも妊娠できないわけではない。改善方法や治療法もある。

黄体機能不全とはどんな疾患なのかや、無事に妊娠ができるのかと不安に感じている方もいらっしゃることでしょう。

結論からいうと、黄体機能不全でも妊娠はできます。

私自身、黄体機能不全と診断されながらも、自然妊娠の末に出産しています。

とはいえ、黄体がうまく働かないと、妊娠にくかったり初期の段階で妊娠継続しにくかったりするのは事実です。

そこで今回は、黄体機能不全の治療法や改善方法についてお話していきます。

 

 

黄体機能不全とは?

黄体機能不全とは、黄体の機能が悪くなり黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が足りなくなったり、黄体そのものの存続が短くなったりしてしまう状態のことをいいます。

黄体ホルモンは、受精卵を子宮内膜に着床しやすくしたり妊娠を維持するために必要なホルモンです。

黄体機能不全が起こることによって、生理周期の乱れや不妊症、流産リスクが高まるといったことにつながります。

今のところ、はっきりとした原因はわかっていませんが、ホルモンの分泌不足や卵巣機能の問題、子宮自体に問題があって起こることもあるとされています。

 

基礎体温を付けていると見えてくる黄体機能不全の傾向

基礎体温を付けていくと、自分自身のリズムが見えてきます。

ネットや雑誌などで見られるように低温期と高温期がきれいな形で分かれる方もいれば、そうでないかたもいます。

お手本となるようなグラフと大きく異なるような形になる場合、もしかすると黄体がうまく働いていない「黄体機能不全」の可能性があるのかもしれません。

黄体機能不全は、痛みや不調などのように分かりやすい症状がなく、意識しないとわからないことも少なくありません。

基礎体温を付けなければはっきりしないことも多いため、それまで全く気が付かなかったという女性もたくさんいます。

しかし、黄体機能不全になると妊娠しにくくなる場合などもあるため、妊活女性にとってはあまりうれしいものではありません。

深刻な病気というわけではないものの、できれば改善させておきたいものではあります。

 

黄体機能不全にみられる特徴や症状は

黄体機能不全にはわかりやすい特徴と症状があります。それぞれご紹介します。

基礎体温でわかる黄体機能不全の特徴

黄体ホルモンには体温を上げる働きがあるため、黄体ホルモンが不足する黄体機能不全の場合には基礎体温グラフに特徴が出ることがあります。

・低温期と高温期の温度差が小さい(0.3度未満)
・高温期が短い(9日以下)
・高温期中の基礎体温がガタガタとして安定しない
・低温期から高温期に移るのにダラダラと時間がかかる
・高温期の間に体温がガクっと下がる

毎周期、上記のような特徴がみられる場合には、黄体機能不全の可能性が考えられます。

 

黄体機能不全でおこる身体の変化や症状

・生理前の症状(胸が張る、体が熱い、イライラする等)が軽い、もしくはない
・生理周期が短い
・不正出血がある

これらの特徴や症状に当てはまるものがある場合、黄体機能不全の可能性があります。

とくに、生理前に少しだけ出血してしまうタイプや、茶色いおりものが出るようなタイプの方には、黄体機能不全の傾向があります。

しかし、黄体機能不全の症状はあまり表にでず自覚症状がほとんどないため、基礎体温をつけるまで気がつかなかったという方もたくさんいます。

もし何らかの症状があっても、体質かな?と思う程度であまり深刻ではなく、妊活を始めるまで気にもしていなかったという方も多いのです。

 

黄体機能不全はクリニックの検査ではっきりする

クリニックで検査をすることで、より確実に黄体機能不全かどうか確認できます。

問診(生理周期や生理時の様子など)や3周期分程度の基礎体温表、そして血液検査などで総合的に判出されるのが一般的です。

血液検査は、高温期の中間あたり(排卵日から1週間後あたり)に行い、血液中の黄体ホルモンの値を調べます。

この場合、黄体ホルモン値が10ng/ml未満であれば、黄体機能不全と診断されます。

 

黄体機能不全だと妊娠できないの?

黄体機能不全になってしまうと、妊娠できないのでしょうか?

黄体機能不全は不妊や流産の原因になりますが、軽度であれば体質改善をすることで自然妊娠することは十分に可能です。

また、黄体機能不全が不妊の要因になっている場合でも、ホルモン補充などを行うことでカバーすることもできます。

 

私自身、病院で黄体機能不全と診断されていましたが、通院と治療を一切やめた後に自然妊娠しました。

妊娠した周期も、基礎体温は黄体機能不全の傾向を示していましたが、無事に妊娠継続となり娘を出産できました。

ですので、黄体機能不全だからといっても、必ずしも妊娠できないわけではないんです。

とはいえ、妊娠しにくかったり継続しにくくなってしまったりするのは確かですので、必要であればしっかりと治療や体質改善をしたほうが良いと思います。

 

クリニックで行われる治療法や改善方法は?

クリニックで検査をして、黄体機能不全と診断された場合、改善するための治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?

クリニックでの治療法には、黄体の形成を促す方法と黄体ホルモンを補充する方法の2種類があるのでそれぞれ詳しくげていきます。

卵子の発育と排卵を助け、黄体形成を促す

黄体は、卵胞が排卵後に変化してできるものです。

卵胞がしっかりと育たたないままで排卵すると、うまく働かない黄体になってしまうこともあります。

このように、卵子が育ちにくく排卵までに時間がかかり、うまく黄体化できないことで黄体機能不全をおこしている場合には、卵子の発育を助けるような治療法が行われます。

卵子の発育や排卵に問題がある場合には、排卵前の低温期にセキソビットやクロミッドなどの服用薬やFSH注射を数日間使用して卵子の発育を助け、hCG注射をして排卵させます。

確実に排卵させることで、黄体の働きを手助けをするんですね。

 

不足している黄体ホルモンを補充する方法

排卵後の高温期に直接黄体ホルモンを補う方法なども、不妊外来やクリニックで一般的に行われている治療法です。

黄体ホルモンを補充するものには、デュファストンなどの服用薬やプロゲデポー注射などがあります。

服用薬の場合は排卵後10日前後服用し、注射の場合は排卵後数回にわたり使用していきます。

また、生理周期をコントロールしたり、ホルモンバランスを整えていく目的などで、低用量ピルが処方される場合もあります。

このように黄体ホルモンを補充する方法では、服用薬か注射薬のどちらかを使用する場合もあれば、2つを併用して使用する場合もあります。

処方に対して不安を感じるような場合には、医師にしっかりと話を聞くようにしましょうね。

 

黄体機能不全を改善させる体質改善方法は

日々の生活を見直して体質改善をすることで、黄体機能不全を改善していくこともできます。

ホルモンバランスが整っていくよう生活リズムをよくしていくことで、黄体ホルモンの分泌を正常にしていくのです。

 

冷えやストレスはホルモンバランスを崩し、黄体機能不全の原因になるとされています。

日ごろから体が冷えないように工夫をし、自分に合ったストレス発散方法でストレスが溜まらないように心がけることはとっても大切です。

また、ベタに思われるかもしれませんが、睡眠不足はホルモン分泌の妨げになってしまうので、普段不規則な生活をしている方はしっかりと睡眠をとることも大切です。

 

食生活に乱れがある場合にも、整えていくことで効果がみられる場合もあります。

特に、過度な食事制限や「○○抜きダイエット」などを行っている場合には、食生活を見直したほうが良いでしょう。

また、肥満気味の方もホルモンバランスの乱れや黄体機能に影響が出ている方が多いとされていますので、同じく食生活や生活習慣を意識する必要があるかもしれません。

 

ちなみに、ビタミンEには黄体ホルモンを増やす効果があるといわれています。

不足しているなと感じる場合には、ビタミンEを豊富に含むアーモンドや卵を意識して摂取してみると良いでしょう。

食事だけで補えないなと思った場合には、サプリメントなども上手に活用するとよいですね。

 

しっかりと機能する黄体を作り出すためには、元気で健康的な卵子と卵胞を育てることがポイントとなります。

黄体機能不全は高温期に影響が出やすいため高温期に意識が向いてしまいがちですが、低温期のすごしかたにも目を向けることが大切になります。

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まとめ

基礎体温の特徴や生理前の症状から、黄体機能不全なのかもしれないと不安に思ってしまう方も多いと思います。

黄体機能不全は不妊症の要因にはなりますが、黄体機能不全だからといっても妊娠できないというわけではありません。

服用薬や注射での治療や自分で体質改善をすることで黄体機能不全を治すことができるので、妊娠することももちろん可能になります。

まずは自己判断で放置するのではなく、クリニックを受診して検査をしてみることをおすすめします。

 

  • この記事を書いた人
グミちゃん

グミちゃん

プロフィール詳細 2013年1年間の妊活期間(通院も含む)を経て自然妊娠→娘を出産。 現在、38歳にて二人目妊活に奮闘中。2017年10月無事二人目妊娠確定しました。 このサイトでは、娘を妊娠するまでに学んだことや感じた事、妊活に必要な情報などをまとめています。  

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