妊活力をアップするために、パートナーにもしっかりと栄養を摂ってもらいたいと考えている奥様、多いのではないでしょうか?
でも、毎日の食事にしっかりと精のつく栄養素を加えてあげようにも、どんな栄養素や食材が良いのかピンとこないという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
では、妊活中の男性がとるべき精のつくおすすめの栄養素とは何でしょうか?
最近では朝食を食べない男性や、昼休みには外食やインスタントでませてしまう方も多い他、接待などで夜も外食がちとなると、どうしても栄養が偏りがちに。
実際のところ、毎日バランスのとれた食事を用意するといっても、簡単ではありませんよね。
今回は、男性の妊活に必要な栄養素を中心にお話していきたいなと思います。
本記事のポイント
- 男性の妊活におすすめの精のつく栄養素
- 栄養不足になりがちな人はこういうタイプ
- 妊活に必要な栄養素が不足しがちな人はどうすればいい?
妊活中の男性がとるべき精のつく栄養素はコレ
女性が妊活力を高めるために摂るといいといわれる栄養素があるように、男性にも精力アップや妊活力アップのために効果的な栄養素があります。
食べたからといって直接妊娠に結びつくものではありませんが、男性自身に元気がみなぎり活動的になれたり、健康的な精子を宇繰り出すのに役立てる栄養素です。
まずはそんな男性がとるべき、おすすめの精のつく栄養素をご紹介します。男性の妊活力をアップさせるためには、日頃からこれらの栄養素が必要量とれていることが理想です♪
葉酸(成人男性推奨量240㎍)
葉酸は細胞やDNAなどの合成を助けたり、血流をアップさせるのにもつながるビタミンの1つです。必要摂取量を摂っている男性の場合、そうでない男性と比べて染色体異常の精子が少なくなるとの研究結果も出ています。
傷ついた細胞の修復にも役立てられれている栄養素でもあるため、妊活期の男性は不足しないよう積極的に摂取したほうが良いでしょう。
葉酸をとりやすい食材:枝豆、アスパラガス、ケール、ほうれんそう、アボカド、イチゴ、レバー、納豆
亜鉛(成人男性推奨量10mg)
亜鉛はミネラルの1つで、性欲をつかさどる男性ホルモンのテストステロンの分泌を助ける働きがあることから「セックスミネラル」とも呼ばれています。
亜鉛が不足していると男性ホルモンの働きが弱くなるので、性欲や精子の量が減少、精子自体の運動力も弱まる原因にもなります。妊活中の男性にとっては、精子の生成にも必要な栄養素ですので、こちらもしっかりとれていたほうが良いですね。
亜鉛をとりやすい食材:かき、ほや、タラバガニ、牛肉(加工品も可)
ビタミンE(成人男性目安量6.5mg)、コエンザイムQ10
体を老化させる原因の1つに活性酵素という物質があります。精子はこの活性酵素の影響を受けると運動率が落ちてしまいます。
ビタミンEとコエンザイムQ10には活性酵素を除去する抗酸化作用があるため、細胞の老化を防ぎ精子の質をアップすることにもつながります。とくに、還元型のコエンザイムQ10は不妊の原因でもある精子無力症にも効果的な栄養素だと考えられています。
ビタミンEをとりやすい食材:フライアーモンド、うなぎ、ひまわり油、西洋かぼちゃ
還元型コエンザイムQ10をとりやすい食材:ブロッコリー、イワシ、ハマチの刺身など
※コエンザイムQ10に関しては、データ不足を理由に、現在のところ推奨量や上限値などは策定されていません。医薬品のコエンザイムQ10は、1日30mgを上限と設定しているようですが、サプリなどではそれを超える量が配合されています。どちらも、現段階で流通しているものに関しては、安全性も確認されており摂取量に問題ないとされています。
どれも、多かれ少なかれ、日々の食事の中で使える食材に含まれている栄養素です。
特に、還元型コエンザイムQ10などは、名称から食品でとれないイメージもあるかもしれませんが、青魚などにもちゃんと含まれている栄養素ですので、食事で摂取することは不可能ではないんですよ^^
上手にメニューに取り入れられさえすれば、どれも不足せずに補うことができるはずです。
女性にとってもうれしい栄養素であることには変わりませんので、妊活力アップのためにもぜひ意識してとるようにしてみてはいかがでしょうか?
こんな男性は栄養が不足しがちなので要注意
日ごろの生活習慣に、栄養が不足する原因が隠れていることがあります。30代の男性によくみられる原因もいくつかあるので、それぞれご紹介しますね。
食生活の乱れ
日ごろの食事から必要な栄養素が摂れていることが理想ですが、毎日忙しくてなかなかきちんと食事が出来ないこともありますよね。朝はぎりぎりまで寝ていて朝食を食べられなかったり、昼食はインスタント食品などで済ませてしまうこともあると思います。
しかし、食事を抜くことやインスタント食品などを多用するなど偏った食生活をしていると、当然ながら栄養は不足しがちに。
とくにインスタント食品に含まれている食品添加物には、亜鉛などのミネラルを吸着して、体内への吸収を邪魔する性質があるので亜鉛不足になりやすいので注意が必要です。
喫煙
タバコを吸うと、タバコを吸ったことでダメージを受けた細胞を修復するために、葉酸をはじめとしたビタミン類がたくさん消費されます。タバコを吸う本数が多いほど細胞がより大きなダメージを受けて、細胞を修復するために多くのビタミン類が必要になるのです。
仕事のストレスからタバコをやめられないという男性は多いかとは思いますが、喫煙習慣があるという方は葉酸不足に注意が必要です。
過度な飲酒
仕事から帰ってきたら晩酌したくなりますよね。仕事の付き合いでお酒の席に行く方も多いと思います。しかしアルコールも栄養不足の原因になるんです。
アルコールを摂取すると、肝臓はアルコールの分解を優先します。これにより、葉酸などのビタミン類の吸収が後回しになり、吸収されないまま体外に排出されてしまいます。
長時間のアルコール摂取や、多量の摂取によって、結果的に葉酸やビタミンが不足してしまうのです。
また、アルコールの分解には亜鉛が大きく関わっており、分解しなければならないアルコールの量が多ければ多いほど、亜鉛がたくさん消費されるので、亜鉛不足にもなりやすいんです。
日ごろの生活のなかで、思い当たることなどはないでしょうか?月に何度か、多少のお付き合い程度の飲酒などではそこまで影響はないかもしれませんが、週に何度ともなると気を付けたほうが良いかもしれませんね。
これらの生活習慣が原因で生命活動に必要な栄養が不足すると、疲れやすくなります。その疲れを解消するための栄養も不足している状態なので、慢性疲労につながり悪循環に陥ってしまうんです。
不足しがちな栄養素はサプリメントで上手に補って
規則的な生活や毎日栄養バランスのとれた食事ができているという人は、サプリメントを使う必要はありません。
しかし、上記の生活習慣にあてはまるような方の場合は栄養不足から、精力低下や健康な精子を生み出せなくなってしまうこともあります。
日ごろ栄養不足を実感しているという方は、サプリメントを使って栄養を上手に補うと良いでしょう。
サプリメントから普段不足している栄養をとることで、溜まりっぱなしになっていた疲労も解消できるので、仕事が忙しいパートナーにはおすすめですよ。
葉酸サプリには、葉酸だけが配合されているものや、葉酸以外の栄養素も一緒に含まれているサプリがあります。葉酸と一緒にビタミンEや亜鉛、コエンザイムQ10などが含まれているサプリを選ぶと、質の良い精子を生成することが出来るので、男性の妊活力アップにつながりますね。
ただし、女性向けのサプリメントの場合には、配合量が多すぎたり不要な栄養素までとりすぎてしまうこともあるので注意が必要です。
男性向けの妊活専用サプリメントなどもありますので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
男性向け妊活サプリ・マイシード
妊活中の男性に欠かすことのできない亜鉛や還元型コエンザイムQ10などを配合した、男性向けの妊活専用サプリメント。カルニチンや葉酸などもしっかり配合されています。
もちろん、男性専用の妊活サプリメントなので、1日の摂取量などを自分で調節する必要もなし。
栄養が偏りがちな男性や、ストレスを抱えている男性にもおすすめです。
まとめ
妊活中の男性は、葉酸や亜鉛、ビタミンE、コエンザイムQ10などの栄養を摂ることで妊活力アップにつながります。
基本的に日ごろの食事で必要な分量は補えているかと思いますが、食生活が乱れていたり、喫煙習慣や過度な飲酒で栄養は不足しがちになりますので、自覚のある方などは一度足りているか確認をしたほうがよさそうです。
栄養不足だと妊活力の低下だけでなく、疲労が溜まりっぱなしになってしまいます。
精力アップや疲労解消の面からみても、栄養が不足しがちな方はサプリメントから栄養を摂ってみてくださいね。