葉酸とは?

葉酸の過剰摂取って?どれくらいだと摂り過ぎ飲み過ぎ?

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葉酸は、生まれてくる赤ちゃんの神経管閉鎖障害などのリスクを抑えるためにも、妊娠中には積極的に摂取するよう呼びかけられている栄養素です。

また、上手に取り入れることによって妊娠の確立をアップさせる働きも期待できるため、妊活にも効果で気だと注目されるようにもなりつつあります。

中には、妊活力をアップさせたくて、1日の分量以上の葉酸サプリメントを飲んでしまう女性もいらっしゃるかもしれませんが、これはあまりおすすめできません。

どんな栄養素であっても、あまりたくさん摂り過ぎると、過剰摂取になってしまい体にとって良くないことが起こる場合もあるからです。

妊娠中はもちろん、妊活中であってもこうした過剰摂取による影響は心配になってしまうものですよね。

では、葉酸を過剰摂取してしまうと、どんな症状が現れるのでしょうか?

今回は、この葉酸の過剰摂取に関することを、まとめてみましたので参考にしてみてください。

 

 

過剰摂取をしてしまった場合はどんな影響があるの?

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まず、最も気になるのは葉酸を過剰摂取してしまうことによって、どのような影響が考えられるかということではないでしょうか?

摂り過ぎてしまうことによる、副作用などもやはり心配ですよね。

 

現在報告されている症状としては、以下の通りです。

・葉酸過剰性になり皮膚炎、蕁麻疹、紅斑、かゆみなどの皮膚症状を起こすほか、発熱や、呼吸障害などを可能性がある

・ビタミンB12欠乏症の診断を困難にしてしまう

・葉酸には亜鉛の吸収を妨げる性質があるため、亜鉛不足に陥る。 (亜鉛不足の主な症状は、脱毛症や味覚障害など。)

・妊婦さんが葉酸を過剰摂取すると、生まれてきた子供の小児ぜんそくのリスクがあがるとの研究結果報告がある

 

 

などといった副作用が報告されているといいます。

ちなみに、皮膚トラブルを引き起こすとされている葉酸過剰性は、過剰摂取をしてた場合でも発症するケースはとても珍しくまれなものだとされています。

一方、亜鉛の吸収阻害については、比較的多くの報告があるとされていましたが、最近の研究ではあまり影響はないということがわかっているとのことですので、こちらもあまり心配はないようですね。

参考資料食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会(2013年11月)

 

こうしてみてもわかるように、葉酸の過剰摂取にはいくつかの副作用が報告されてはいるものの、即座に命にかかわるような影響は報告されてはいません。

小児ぜんそくへの心配はありますが、おなかの中の胎児が深刻な障害を得てしまうなどの影響は特に報告はされていないということになります。

 

 

とはいえ、飲みすぎや摂り過ぎは決して良いわけではありませんので、過剰摂取をしないに越したことはないですね。妊娠力を高めようと、毎日大量に葉酸をとっても意味はありませんし、妊娠中もこれは同様です。

では、どれくらいの量をとると『過剰摂取』にあたるのでしょうか?

 

摂り過ぎラインはココ!葉酸の過剰摂取量

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葉酸を摂り過ぎても良いことはないことは、なんとなくわかりましたよね?

では、一体どれくらいの量の葉酸をとっていると、過剰摂取になってしまうのでしょうか?

 

葉酸の過剰摂取に関する上限ですが、これについては厚生労働省で1日の上限となる目安が提言されています。

厚生労働省より、各機関に出されている資料には、医師の管理下でない場合の葉酸の摂取量は、1日あたり1mgを超えるべきではないとかかれています。

 

いわゆる栄養補助食品はその簡便性などから過剰摂取につながりやすいことも踏まえ、高用量の葉酸摂取はビタミンB12欠乏の診断を困難にするので、医師の管理下にある場合を除き、葉酸摂取量は1日当たり1mgを越えるべきではないことを必ずあわせて情報提供するとともに、いわゆる栄養補助食品を利用することが、日常の食生活のあり方に対する安易な姿勢につながらないよう周知すること。

引用元神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(厚生労働省)

 

1mgというのは、1000μgにあたる葉酸の量になります。
1000μgもの葉酸って、かなりの量ですよね。

しかし、サプリメントなどの場合簡単にこの上限を超えることができるため、注意が必要です。多くの葉酸サプリメントなどの場合、1日に飲むサプリメントに含まれている葉酸の量は、400μgが平均です。

例えば、この1日分の葉酸サプリ400μgを3日分まとめて飲んだ場合、1200μgの摂取になりますので、この場合「過剰摂取」になってしまう計算となるのです。

 

ただし、この1000μgという摂取量の上限は、あくまでもサプリメントなどの栄養補助食品から摂取した場合の上限になります。

食品由来の天然の葉酸については、水溶性が高く体内にとどまりにくいなどの理由から、こちらについては上限などは設定していません。過剰摂取で気を付けるべきなのは、あくまでもサプリメントなどによる摂取の際が主になるのです。

※資料神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取にかかる適切な情報提供の推進について

 

葉酸には食品由来のものと合成のものがある

先ほどもお話しした通り、葉酸には野菜など天然の食品に含まれる葉酸と、サプリメントなどの加工品からとれるものとがあります。

食品でとる葉酸と、葉酸サプリメントでとる葉酸、どのように違うのでしょうか?

 

食品由来の葉酸は「水溶性ビタミン」の類に入り、過剰摂取したとしても不要な分は尿などで排出されてしまいます。さらに、葉酸は水と熱に弱いので、調理過程によって約50%が失われてしまうといった特徴もあるのです。

また、葉酸は身体に吸収されにくい特性を持っているので、吸収の際にさらに約50%失われるといわれており、実際に体内に吸収されるのは、最初の葉酸量のうちの約25%ほどとなってしまいます。

このように、食品だけで摂取の上限を超えるのは大変なうえ、吸収率や利用率も低いことなどから、食品由来の葉酸の場合は、過剰摂取などによる副作用の心配はほとんどないのです。

 

ただしサプリメントの場合は食品とはちょっと異なる

一方、サプリメントなどに含まれている合成加工された葉酸は、食品由来の葉酸とはちょっと特徴が異なっています。

ほとんどの合成葉酸サプリメントは、妊婦さんの理想的な摂取量「400μg」を基準に作られており、1日1粒飲めば、400μgをとれるようになっています。

しかし、合成された葉酸は、天然のものよりも体が吸収しやすいタイプの型になっているため、とった分量のうちほとんどが体内で利用されるようになっているのです。

その体内吸収率はなんと85%!食品由来の葉酸が最終的には25%しか吸収されないのに比べると、非常に吸収率が高い構造になっているのです。

吸収率が高いことは、決して悪いことではないのですが、たくさん吸収されるということはその分、タイなにも多く蓄積されやすい性質があるということになります。

たくさん採った方が良いと、例えば1日3粒と飲みすぎてしまうと、それだけであっという間に上限を超えてしまい、トラブルにつながりやすくなるわけです。

 

注意するべきはあくまでもサプリメントなどによる過剰摂取

繰り返しになってしまいますが、過剰摂取に関して分量が定められているのは、このサプリメントなどによる合成の葉酸になります。

野菜や肉類など、食品に含まれている葉酸については、上限は特に定められていないのが現状になります。

ですので、これまでサプリメントなどを一切利用せず、食品のみで葉酸を摂取してきたという方に関しては、基本的には過剰摂取についてあまり心配する必要はないのです。

厚生労働省で過剰摂取の対象としているのは、あくまでもサプリメントに含まれている葉酸の上限になります。

気を付けたいのはあくまでも、栄養補助食品をはじめとするサプリメントなどに含まれている、合成された葉酸を1日に1000μg超えないようにするという点になります。

 

サプリメント400μg+食品600μgはアウト?それとも過剰摂取?

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ここで気になるのは、食品とサプリメント両方から摂取した場合についてではないでしょうか?

毎日葉酸サプリメントなどを飲んでいる方は、商品にもよりますが、1日最低400μg前後の葉酸を摂取していることになります。それに加えて、葉酸が含まれている食品を口にしているというケースなどです。

実際、こうしたケースにあるという方は多いかと思いますが、結論からいうと、サプリと食品あわせた場合で1日1000μgに達してしまったという場合でも、サプリメントからの摂取が過剰でなければ特に心配はいりません。

例えば、サプリメントによる葉酸を1日400μg摂取していて、食品から600μg分摂取したとしても基本的には問題はないのです。

 

というのも食品由来の葉酸は、多くが加熱調理などの段階で失われてしまう性質を持っています。さらに、食べた分が100%体に吸収されるということはなく、ほとんどが体の外へ排出されてしまうとされているのです。

ですので、例え600μg分葉酸が含まれる食品を食べ、サプリメントから400μgとっていたとしても、実際にはそれよりもずっと下回る分量しか、葉酸を摂取できていないことになります。(食品由来の葉酸は不安定なので、実際どれくらい摂取できているかを確定するのは難しいと考えられています。)

そもそも、葉酸を多く含んでいる食品も限られていることなどから、毎日上限を超えるほどの分量を食べられるか?というと、そちらの方が難しいはずです。

こうしたことなどからも、サプリメントと一緒に葉酸を含む食品を、毎日のように食べていたとしても全く心配はしなくて良いのです。

 

ちなみに、厚生労働省では、神経管閉鎖障害の発症リスクを低減するために、「食品からの葉酸摂取に加えて400μgの栄養補助食品から葉酸を摂取」することが大切だとされています。

このことから考えても、そもそもの話400μg以上葉酸を摂取すること自体はNGとはされておらず、むしろ推奨されていることがわかるはずです。

気を付けるべきなのは、サプリメントなどの栄養補助食品からの摂取で、1日1000μgを超えることがないようにするということになります。

 

合成サプリメントも飲みすぎなければ問題なし

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食品由来の葉酸と、サプリメントなどの合成の葉酸のどちらが、過剰摂取の危険性が高いのか?と聞かれたら、サプリメントなどの合成の葉酸をあげるでしょう。

中には、そうしてサプリメントに含まれている人工的に作られた葉酸を『副作用の可能性がある危険なもの』として注意喚起しているようなサイトもありますが、これは大きな間違いです。

例え、サプリメントから葉酸を摂取したとしても、正しく分量を守っていれば、過剰摂取の心配はまったくないのです。

 

葉酸サプリメントによる過剰摂取を避けるためには、

  • 1日の摂取量が1000μgを超えない商品を選ぶこと
  • メーカーで定められた摂取量を守ること
  • 飲み忘れたからといって前日の分をまとめ飲みしたりしないこと
  • サプリメントだけでなく食品からもバランスよく葉酸を取ること

などが大切になります。

 

厚生労働省では、妊娠中の葉酸摂取に関しては、食品だけではなくサプリメントなどからも摂取するように呼びかけています。

過剰摂取による副作用などは、サプリメントを飲みすぎない限り心配はいりません。

むしろ、そういった副作用を恐れて葉酸の摂取が少なくなることによる神経管閉鎖障害などのリスクが高まることの方が、私は心配なのでは?と思っています。

 

複数のサプリメントを飲んでいる方は要注意

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なんでも、摂り過ぎ飲みすぎは身体に良くはありません。

妊活力を高めたいとの期待をもって、複数のサプリメントを毎日飲んでいるというような方は、過剰摂取にならないよう注意が必要です。

心配な場合は、それぞれのサプリメントに含まれている成分や分量を、一度確認したほうが良いかもしれませんね。

しかし、そうやって複数の妊活サプリメントを飲むよりは、妊活サポート成分が含まれている葉酸サプリメントを摂取したほうが、安全で効率的です。

何より、いくつも飲むといった面倒や負担が減ることにもつながります。

当サイトでは、妊活中の女性におすすめの葉酸サプリメントや、タイプに合った選び方についてもお伝えしております。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

  • この記事を書いた人
グミちゃん

グミちゃん

プロフィール詳細2013年1年間の妊活期間(通院も含む)を経て自然妊娠→娘を出産。現在、38歳にて二人目妊活に奮闘中。2017年10月無事二人目妊娠確定しました。このサイトでは、娘を妊娠するまでに学んだことや感じた事、妊活に必要な情報などをまとめています。 

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